❏発達障害は大きく3つのグループに分類されます。
全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち1つ以上の領域で困難が生じているケースを指します。
下記に示す実行機能が障害されているために、不注意や多動性・衝動性が引き起こされると考えられています。
・目の前の状況を把握して認知する機能
・順序立てて考えをまとめる機能
・衝動的に反応して行動せずに熟考する機能
・現在の状況と過去の記憶を照らし合わせて判断する機能
・実行に移る前に順序立てる機能
下記に示す障害のため、対人関係構築に必要な「他者の気持ちを推測する力」などが欠如しているケースを指します。
・社会性の障害
・言語発達、コミュニケーション能力の障害
・想像力、柔軟性の障害
知的障害および言語障害は比較的少なく、特定の分野への強いこだわりを示したり、運動機能の軽度な障害も見られたりするケースもあります。
❏発達障害(傾向があるグレーゾーン含む)に該当の可能性がある児童の割合
平成24年に文部科学省が実施した上記調査の結果によると、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群(ASD)など、知的障害は無いにも関わらず学習や生活の面で特別な教育的支援を必要とする発達障害・グレーゾーン児童が通常学級に約6.5パーセント在籍している可能性が示されています。
GRITでは、はじめにお子さまとの信頼関係を築くことに集中します。
そのために、コミュニケーションを取る際には下記の点に注意しています。
◎言うことを聞いてくれないお子さまでもきつく叱らない
◎何度も注意するのでなく、大事なときを選び、注意する回数を減らす
◎ネガティブな言葉ではなく、穏やかでポジティブな話し方をする
◎嘘や言い訳をするからと非難しない
信頼関係を築くためのコミュニケーションを積み重ねる中で、それぞれのお子さまの特性を分析・理解します。
その上で、特性に応じた支援計画を考え日々支援を行っています。